72回目-ポラロイド
「ポラロイド665製造中止」というニュースが耳に入ったのは、かれこれ1年くらい前だったと思う。
ポラロイドの中で(大判以外では)唯一ネガ・タイプであった665フィルムが店頭から姿を消した。
作品を撮ったりするには粒子の表現がより美しく、何より他のフィルムにはない独特の表現力を
持つ665を愛用していた。在庫限りとなった時にサクラヤなどに買占めに行ったが、それでも
有効期限が今年の夏で切れており、残されたフィルムの品質は写すまではわからない状況だ。
最近はデジカメが普及して、撮影現場でも従来のポラ撮りも過去のものとなりつつある。その主な
理由は、
1.ポラロイド・フィルムの原価率が高いが故に生じるコスト問題→1パック10枚で3,000円弱
2.現像待ちの時間が短縮される
3.デジタルなら後で加工できるので、少々のことは誤魔化せる余地が生まれた
などだと思われる。何でも簡単で便利なだけが良いとは思わないので、このフィルムがなくなり、
KODAKやFUJIフィルムも数品番のフィルムを廃盤にしている動向は非常に悲しく、さらにはポラ
ロイドまでもしなくなってしまったら、フィルム・カメラの将来はどうなるのだろうと危惧している。